代表あいさつ

私たちが扱わせて頂いているのは「食べ物」です
北海道小清水町は、冬は流氷に閉ざされるオホーツク海に面した小さな町で、主要産業は農業の町です。私自身長年農家として働き、にんじんと大根が得意作物でした。
その後「農事組合法人小清水産直センター」に20年ほど勤務し、この度2021年6月に「北の穂ソリューションズ」を起業し、小清水産直センターの業務の委託を受け現在に至ります。
弊社は「農産部」と「ソリューション事業部」があります。
「農産部」は小清水産直センターの歴史を踏襲し、安全、安心な農産物を皆さんの食卓へお届けします。
一番大切にしている事。それは、私たちが扱わせて頂いているのは「食べ物」という事です。
食べて下さる皆さんの食卓をいつも、いつもイメージしながら選別や出荷といった作業に関わっています。
種まきをする農家がいて、大事に育て収穫します。種まきするときは芽が出る時を想像し、芽が出たら成長を想像し、成長が進めば収穫の時を想い、収穫の時は「どんな人が食べてくれるんだろ?」って。
それを私たちが選別し箱詰めし運送屋さんに運んでもらいます。それが皆さんの食卓に届き美味しい料理になることを想像しています。時には食卓を思い浮かべ、お料理の匂いを感じ、食卓を囲む皆さんの美味しい~
っていう笑顔を想像しています。というより妄想に近いかもしれませんね。
お届けする野菜は、種まきから始まって沢山の人たちが関わって皆さんの食卓に届きます。もしも「美味しい~」って感じて頂けたら、、、種まきしたした人、どんな人だろ?これを運んだトラックドライバーさんは
どんな人だろ?なんて届くまでの経過を想像していただけたら嬉しいです。種を蒔いた人はどんな人?って思ってもらえて、想いの輪が繋がったら、食材を通じて私たちは奇跡の出会いを感じます。
「ソリューション事業部」
田舎の小さな町の農業は過疎と高齢化で人手不足がとても深刻な問題となっています。このままでは収穫はできてもそれを選別し発送するといった仕事に従事してくれる人がいなくなっちゃうんじゃないかと危機感を感じています。
そんな中、解決策の1つとしてコンピューターとロボットを使ったシステムの構築を手掛けています。
現状でもそういったシステムは存在します。が、、非常に高価で採算に乗せるのは難しいのが現状です。北海道の収穫期は例えばにんじんですと、年に100日程度です。年間100日しか稼働しない選果工場でも採算に乗るシステムの開発。
それを私たちの課題として取り組んでいます。
また、システムの開発は開発側主導ではなく、実ユーザー主導で開発することを常に念頭において開発しています。弊社は実働している選果場も有しており、日々現場の声を聞き、実際の現場で毎日実験を繰り返す事が可能な珍しい開発現場です。その特徴を充分に発揮し、実働現場で「使えるシステム」の開発に邁進して参ります。